たけしの家庭の医学 便秘の新常識 10月24日 テレ朝

便秘に悩む人は多いですよね。

特に高齢者や女性は便秘になりやすいです。

10月24日の「たけしの家庭の医学」で、便秘の新常識が紹介されていました。

この便秘の新常識とともに便秘のメカニズム、予防・改善策について述べていきます。

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便秘について


便は大腸でつくられます。

便秘というのは便が出ないことという認識ではないでしょうか。

しかし、新常識とされるように現在は以下のように考えられています。

毎日排便があっても量が少なかったり、硬かったり、残便感がある場合は便秘と言えるのです。

週に3回以上、排便があって、柔らかいバナナ状なら便秘ではなく、大腸が健康な証拠です。

このように、単純に排便回数が減ることだけが便秘ではないのですね。

便秘の自覚症状には、血便、腹痛、吐き気、直腸残便感、腹部膨満感、下腹部痛、食欲不振、めまいなどがあります。

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健康な大腸の動き


大腸の長さは、約1.5メートル。

食道、胃、小腸に続いて、消化管の最後を担当しています。

食物の残りかすは、はじめはどろどろの状態ですが、大腸を通り抜けるうちに水分が吸収されて固まり、便として排泄されます。

健康な大腸は、腸の「ぜん動運動」といってギュッと強く縮んでは緩む動きを繰り返すことで、便をスムーズに送り出していきます。

ぜん動運動は、ミミズなどに典型的に見られる、あの動きです。

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便意のメカニズム

胃に食べ物が入ると、その刺激で大腸のぜん動運動が起こり、便が直腸にやってきます。

すると、その情報が「仙髄の排便中枢」という神経に伝わって、直腸で便を送り出す働きが強くなり(排便反射)、同時に脳から“便を出せ!”と、ゴーサインがます。

便秘の人は、直腸のセンサーが鈍くなってしまい、こうした反応がうまく起こらなくなってしまいます。

便秘の種類


弛緩性便秘

結腸(大腸のうち、直腸と肛門を除いた部分)への機械的刺激が不足し、ぜん動運動が低下することにより起こる。つまり、便を先に送り出せなくなります。

けいれん性便秘

自律神経の失調により、下部大腸でぜん動運動が強くなり過ぎて、腸がけいれんを起こして便がスムーズに送られなくなることで起こる。大腸が過度にけいれん性の収縮をして便の輸送に時間がかかります。

直腸性便秘

直腸反射が減弱し、直腸内に便がたまっても便意を生じなくなるため起こる。

その結果、便が大腸に留まる時間が長くなり、水分が吸収され、固い便となります。

便秘が続くとどうなるか

①腸内に悪玉菌が増える

②骨盤内の血行が悪くなり、全身的に血行が悪くなる

③自律神経の働きが乱れる

これらの結果、次のような症状が出てきます。

・肌あれ・吹出物

・イライラ・不快感

・肩こり・腰痛

・だるさ・疲労感

・腹痛・お腹の張り・食欲低下

・痔

また便秘によって腸内で増えた悪玉菌が発がん物質をつくり出し、がんのリスクが高くなるとも考えられています。

女性ホルモンの1つである黄体ホルモンには大腸のぜん動運動を抑える働きがあるため、黄体ホルモンの分泌量が増える月経前などは、特に便秘になりやすいです。

それによって肌の調子も悪く、余計イライラしたりもしがち。

お肌のためにはスキンケアだけでなく、こうした便秘にならない生活習慣も大事なのですね。

便秘の予防・改善のために

食物繊維と乳酸菌

食物繊維は水分を吸収して便を軟らかくしたり、便の表面積を増やして腸を刺激しやすくし、ぜん動運動を活発にしてくれます。

有害物質の排出を促す働きもあります。

食物繊維を多く含む食品は、海藻、豆、いも、根菜、きのこ、緑黄色野菜、果物、玄米などです。

また、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えることも大切。

善玉菌の代表である乳酸菌は、ヨーグルトや乳酸菌飲料の他、しょうゆやみそ、漬け物などにも含まれます。

ビタミン

ビタミンEは腸の運動をコントロールする自律神経を整える作用や、血行をよくする作用があります。

ビタミンB群はパントテン酸やビタミンB1も自律神経(副交感神経)を刺激して、腸のぜん動運動を高める働きがあります

ビタミンEはアボガド、アーモンド、ホウレンソウなどに多く含まれています。

ビタミンB群はウナギ・落花生・カツオ・レバーなど。

水分補給

水分補給も大切なポイントです。水分が十分取れていないと便が固くなり、表面積が少なくなり、腸を移動・刺激しにくくなります。

1日に1.5リットル以上を目安に、たっぷり補給するようにしましょう。

朝起きてすぐに水か牛乳をコップ1杯飲むと、腸が刺激されて動きがよくなり、便意が起こりやすくなります。

便秘薬の正しい服用法

「たけしの家庭の医学 便秘の新常識」では誤った便秘薬の服用で弛緩性便秘となった女性が紹介されていました。

便がたまって大腸が垂れ下がり、便が肛門に達するまで時間がかかる状態となっていました。

彼女が使用していた刺激性の便秘薬は週2回程度までにするのがよいそう。

またそもそも、恥ずかしがらずに専門医を受診するのが一番ですね。

自分だけの判断で行動し続けるのは極めて危険。

それを肝に銘じておきましょう。