冬になり、マスクをして咳き込んでいる人をチラホラ見かけるようになりました。この咳、たかが咳だとあなどってはいけません。2週間以上続く咳は、ただの風邪ではない可能性もあります。実は、この咳を抑えるのに効果的な飲み物があるのです。
どうして咳は出るのか
咳はどうして出るのでしょうか。これは、肺や気管などを守るために、外から入ってきたほこり、煙、風邪のウイルスなどの異物を、気道(鼻・のど・気管・肺の空気の通り道)から取り除こうとする生体反応なのです。
風邪をひくと熱が出たり、頭が痛くなったり、咳が出ますが、2週間以上続くような咳はただの風邪ではない可能性があります。
肺炎や結核などの可能性も出てくるので、このような場合、自分で判断し放置するのではなく、医療機関を受診してしっかり検査をすることが重要です。
ただ、この咳を抑えるのに効果的な飲み物があります。少し咳が長引き気になり始めたら、まずこの方法を試してみるのも一つの手ですね。
咳を抑える飲み物
①蜂蜜レモン
蜂蜜には殺菌能力があり痰切れ効果があります。
レモンは免疫力を高めてくれるので、咳を止めるにはかなり効果的です。
冬にはホットで飲むとほのかに香って、おいしいですよね。
②緑茶
緑茶には殺菌効果があります。緑茶でうがいするか温めて飲むとよいでしょう。
コンビニや自動販売機でもすぐ手に入れられるのでオススメです。
③紅茶
紅茶にも緑茶と同じ殺菌効果があります。
タンニンと呼ばれる成分が含まれており、喉の殺菌、炎症を抑える効果があります。
また、咳が出るときは控えた方がいい飲み物もあります。
咳がひどいときに控えた方がいい飲み物
①ウーロン茶
ウーロン茶は油っこい食事と一緒に飲むことで、胃もたれを抑えてくれる効果があります。
しかし、のどが腫れている時に飲むと、治癒に必要な油分を奪ってしまうため、荒れを進行させてしまう恐れがあります。
これは飲んでしまいそうですよね。意外ですね。
②牛乳
痰(たん)が絡みやすくなり、余計にせきこんでしまう結果となります。
牛乳以外にも、バター、チーズなど、乳製品も同様の症状を招くので注意です。
③炭酸飲料
のどへの刺激が強い飲み物です。
コーラなど炭酸飲料が大好きな人は少し炭酸を抜いて刺激を減らしてから頂いてくださいね。
お酒は…論外です。
咳を抑える飲み物まとめ
どうして咳が出るのか説明しました。咳が長引くな、と思ったら医療機関を受診することがいちばん大事です。
ただ、咳に効果的な飲み物を摂取することで、ある程度自分でも対処することができるのです。
逆に控えた方がいい飲み物も紹介しました。
どれも身近に手に入るものばかりです。咳が長引いたときはお試しください。